ランキングの平均算出方法

ブランド的には世界ランキング

国内と世界の両ランキングについて話をしていくと、どちらが色々な意味でプライオリティになるかと言われたら断然後者だ。日本で活躍している選手たちも世界の有名タイトルに出場して活躍したいと、そう考えているのではないかと思う。ただ世界ランキング、つまりはOWGRの対象となるような試合に出場するためには相当な努力によって築かれる技術と、あらゆる面で運を味方につけた試合での実力などが合わさらなければそうした世界の有名プレイヤーがひしめき合う舞台に上がることさえ敵わない。

ただQWGRといったものになると、世界各国のプレイヤーたちでランキング上位に食い込んでいれば次試合出場に繋がるためのシード権が獲得できるといった、そんな恩恵ももらえるのも利点といえる。だからこそ世界各地でプロゴルファーたちはしのぎを削り合って試合に励んでいるといえば聞こえはいいが、血肉ひしめき合う熾烈な闘いが繰り広げられているというところだ。

そんなOWGRのランキングを算出する方法だが、実を言うと相当複雑な仕組みとなっていることをご存知だろうか。日本の場合だと、単純な試合回数を重ねることで積み上げられた総合的な賞金から、また年間に出場した試合の成績から平均して、どのような点で優れていたかを順位付けされているテクニカル面での算出と、計算方法についてはそこまで難しいものではない。ただOWGRともなると試合数のことも考えたら計算も大変になる、そのためOWGRにもなるとランキングを算出するためにはちょっとした特殊な形式が採用されている。

基本的なランキングの出し方として

OWGRのランキングを算出する方法として、出場する大会の選手層に応じて大会に与えられるポイントが決定し、選手がその大会の最終順位によって獲得したポイントを出場試合数で割って平均を出して、一週毎にランク付けを行っている。計算についてはどのみち平均となっているわけだが、つまりは対象となっている試合にどれだけ出場して、それらの試合でランクインした順位によって振り分けられるポイントと、試合数を割ることで順位を出していくというのだ。そうなると一つの試合に出場して高順位で高ポイントを獲得したとしても意味が無い。トッププレイヤーとなるためには、出場する試合全てで活躍できなければ世界に名を轟かせることは出来ないということだ。

ポイントの算出方法として

対象となっているのは先ほど紹介したような有名ビッグタイトルが対象となっている。そしてそれらの試合に出場すればポイントを獲得できるといったものではなく、まずはその試合に出場する選手層を見る必要があるのだ。どのような点に着目するのかというと、例えば4大メジャーの試合の一つを取り上げるとするなら、その試合に出場する選手たちの中でもOWGRの最新順位100位以内の選手が何名出場するのか、対象となっているツアーに前年度の賞金ランキングで上位30位にランクインした選手が何名出場するのかと、二つの計算方法で決定される。前者の計算方法のことを『ワールドイベントトレーディングポイント』、後者の計算方法のことを『ホームツアートレーディングポイント』と呼称されている。

注意事項としては、ホームツアートレーディングポイントというものはワールドイベントトレーディングポイントの上限75%までが対象であるという制限が決められているため、おおまかに言ってしまえばワールドイベントトレーディングポイントの方が一番重要となる。

そのためどれだけ高ランクの選手が出場し、その順位によってポイントも毎回異なっているというのも中々面倒な仕組みだといえる。場合によっては大きな差を生み出しかねないため、選手としても出場する選手層をいくらか予想するなどのそうした戦略も重要なのかもしれない。

対象となっている期間

また少し特殊な仕組みも導入されており、世界ランキングの場合はそうしたランキングの算出方法には出場する試合数も関係している。そのためより多く試合に出場しなければある程度の順位を維持するのは困難だ。その試合数についても1年間ではなく、過去2年間までにどれだけの試合に出場して、それに見合うだけのポイントを獲得したかでランキングが算出されるようになっている。あくまで平均値が主力となっているわけだが、この値を出すためにもこの間に出場しなければならない試合数の上限下限が設定されている。

ポイントの対象となっている試合数:40試合以上、52試合まで

とても物凄く微妙なところだが、ランキングの対象となるのは最大でも52試合前までとなっているのだ。それより前に高ランキングを叩きだしても対象外となってしまい、順位は期待できない。ランキングをより高順位を維持するためには40試合は最低限出場するようにしていなければならないという。

しかし選手と言ってもタイミングによっては体がまだ出来上がっていない、体調不良などという面でどうしてもハンデを背負ってしまうなどといったような事になってしまえば当然、年間出場試合数は激減してしまう。色々と面倒な部分も多いが、そういう意味でも中々複雑な仕組みとなっているようだ。

ゴルファーと世界ランク、そして実力