取り決められているルール

ただ加算すればいいだけではない

こうしランキングを見ると獲得したポイントをそのまま加算していけば良いという風にとっている人もいるかもしれない、結論から言っておくとそれではダメというルールが有る。ゴルフをしている人にとって見れば旧知の事実と言ってもいいような情報かも知れない、ほとんど知らない人からすればそこまで何かしらの決まりがあるのかと呆れ返ってもおかしくない。ただこれがゴルフというものなので、その点については最早飲み込むしか無いだろう。

もしこれでこのまま獲得したポイントを加算していけば、恐らくかなりシビアな世界ランキングが出来上がってしまうだろう。場合によっては優勝を一回もしていない、上位10位以内にランクインしている選手が上位3位にランクインしているといった、そんな現象が起きたとしても不思議な話ではない。さすがにそうなってしまうと不平不満といった爆発を招きかねない。またゴルフも屋外競技となっているため、色々な条件を加味しなければならない状況や場面が出てくるかもしれない。

ここではそうしたポイント加算について特に気をつけなければならない、獲得したポイントの算出における把握していなければならないルールについて話をしていこう。

把握しておきたい事項は5つ

獲得したポイントの算出に関して、特に重要視しなければならない点としては主に5つ存在している。それらルールについては下記のとおりとなっている。

1.天候を主とした諸事情で短縮プレイが行われた場合

屋外競技で一番憎むべき相手は雨だろう。また球技においては天敵ともいっていい風力の強さもその時々によって大きく異なる。選手が一番翻弄される点だが、そうした悪天候によりまともなプレイを行えるような状況ではない場合には通常、プレイするホール数は減らされてしまう。短縮プレイとして36ホール回ったら試合終了となる、この時のポイントについては通常の計算では狂いが出てしまうため、支給されるポイントは短縮プレイに合わせて25%カットされる。結果、選手たちは75%のポイントしか支給されないわけだが、カットしたことでトーナメントの最低ポイントを下回らないようにするのもルールの一つとして組み込まれている。

2.ツアーにおける最低獲得ポイントを算出して、獲得ポイントを下回っていはいけない

次に紹介するのも同じく、一定値のポイントまで下がってはいけないという決まりについてだ。具体的に言うと、各ツアーのレベルに合わせて必ず最低ラインとなる獲得ポイントが設定される。ツアーごとにこの獲得ポイントの最低ラインが決まっている。一番高いツアーでアメリカのPGAツアーで『24Pt』となっている。

ちなみにこの最低ポイントで日本ゴルフツアーも最低となっているポイントの線引がされているのだが、『16Pt』と指定されている事実に業界からは高過ぎるだろうという指摘を受けており、色々と物議を醸し出している問題も発生している。

3.ホームレイティング・アディショナル・ワールドレイティングがワールドレイティングの75%を超えてはいけない

3つ目にはワールドレイティングと、ホームレイティングとアディショナル・ワールドレイティング、この3つの関係性が崩れてはいけないという点だ。後者二つは基本的にワールドレイティングの75%と指定されている、この時の数字が75%以上にならないようポイントを導き出さなければいけない。

この問題で一番の注意点がワールドレイティングの数字がホームレイティングなどの数字よりも低い場合だ。そうなった場合には何をどうするにしてもワールドレイティングの数字を基準として、75%に圧縮して計算しなければならない。

4.旗艦トーナメントでは、必ず獲得できるポイントを高めにする

ゴルフツアーによっては目玉ともいうべき選手権は必ず存在している。そのトーナメントに、OWGRの上位ランク者が出場していなくても獲得できるポイントは多くしなければならないという決まりがある。その決まりに沿って、最低でも獲得できるポイントも最低ラインが用意されている。そのため、その数字以下のポイント支給は認められないようになっている。

こうしたトーナメントのことを『旗艦トーナメント』とも呼ばれているが、このトーナメントについてはその他の試合とは一線を画さなければならない掟のようなものが存在しているため、ルール遵守が義務付けられている。逆に言えばこのトーナメントに出場して優勝が出来れば、例えトップクラスのランキングに参加できていなくてもそのままポイントが支給されるので、下位の選手にすれば見逃せないし合いとなっている。

5.出場選手が30名に満たない場合

これもよくある話だと思うが、出場する選手の数が30名以下と少ない場合には、本来算出されるべきホームレイティングやアディショナル・ワールドレイティングといった数字を算出してはいけないという決まりがある。ポイントはワールドレイティングのみで計算され、また最下位だった選手には必ず『2.4Pt』が獲得できる決まりとなっている。

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